本日、黒帯稽古に参加してきました。
無移動の基本(突き、蹴り)
移動稽古(突き、蹴り、受け技、攻撃技)
形(鉄騎初段~三段)
約束一本組手(上段追突き・中段追突き・上段回し蹴り、左右三本ずつ)
互いに向かい合ってワンツー、ワンツーから追突き
形(半月、二十四歩、岩鶴、王冠)
基本をいつものようにこなした後、二段・三段への昇段審査を受ける人がいたのでそのための形を動き、五月にやった形の復習をし、最後は短めの形で終わる、といった流れの稽古でした。
基本稽古の途中、磯部先生から「礼儀と礼節」についてのお話がありました。
前回先生が梅田支部にいらっしゃった時にお話いただいたことです。
礼儀正しい言葉遣いや振る舞いは当たり前。
その中に先人や目上の方に対して尊敬の念を抱き、立場を考えた言動を心掛けること。
それが生きていく上で重要なことだと仰っていました。
子どもたちには、時間をかけて少しずつ伝えていこうと思います。
さて、稽古の中身についてですが、まず先生から注意があったのは、拳の捻りに関することです。 突き手は最後に捻る、ということはすでに伝えていることだと思います。
ここで注意するべきなのは、引き手をとる時です。
引き手をとる時は、即座に素早く捻ります。
「左拳中段」の状態から突き始める場合、左手は拳を素早く捻りながら引き手をとり、右手は突きが極まる瞬間に捻り込みます。
次回土曜日に詳しく指導します。
他にも、回し蹴りを抱え込んだ時に膝裏を紙一枚挟めるよう閉じておくことや、横蹴りの時に頭が反っくり返らないようにすることなど、基本動作のポイントを再確認しました。
約束一本組手は短時間で一気に集中という感じで、上段と中段の追突きを3セット、最後一回上段回し蹴りを行いました。
その後互いに距離をとって向かい合い、ワンツーとワンツーからの追突きを10本ずつやりました。
約束組手は最近青井や梅田ではやっていませんね。
間合い(技が届く範囲)を知るための良い練習方法なので、審査が終わってからまたやるようにしたいと思います。
形はまず、約束組手の前に鉄騎の形を動きました。
磯部先生曰く、移動稽古までの流れ、鉄騎三つの形に約束組手を加えたところまでが「基本」だということです。空手で言う「基本」という言葉の広さと深さを、今日改めて実感した気がします。
約束組手の後、半月から最後に動いた王冠まで、それぞれの形の流れを一つひとつ丁寧に確認しながら動いていきました。
半月では、
半月立ちでの膝上の締め方。
背指受けから掛け手へ移る時の動き。
二十四歩では、
「間合い」をきる動作の意味。
掌底受けの位置(上段と下段)と手の出し方。
岩鶴では、
鷺足立ちと岩鶴立ちの違い。
王冠では、
山突きの位置(中段と下段)。
などなど。
普段の稽古でも、一つの形にあれくらいの時間をかけて稽古できたら良いなと思いました。
黒帯稽古も今年はあと二回。
次回は10/12、体育の日にあります。
年内最後は11月にあるとのことです。
コメントをお書きください